アナリストのMing-Chi Kuo氏は2020年5月に、9月から10月に発表発売されるであろう新型iPhone(iPhone12)には、有線のEarPodsが同梱されないとの予想をしました。
その予想を支持する形でWedbush証券のアナリストであるDan Ives氏もEarPodsが同梱されないと語っています。
iPhone12はEarPodsがない初のiPhone
9to5Macによると、Dan Ives氏は、有線のEarPodsがiPhone12のパッケージに入っていないことは確認しているとのこと。
EarPodsがパッケージに入れない背景として、AirPodsの販売が好調ということがあげられます。
Dan Ives氏は、Appleが2020年中にAirPodsを8,500万個販売すると予測しています。
予測通りであるならAirPodsは、2019年度と比べると2,000万個売上台数は増加することなります。今秋のiPhone12のパッケージにEarPodsがセットされないということになれば、さらに、AirPodsの売上は増加するでしょう。
また、新しいAirPodsの製品として、iPhone12の発売と同時期に「AirPods Studio」と呼ばれるオーバーイヤーヘッドフォンを発売するといわれています。
このようにAppleはAirPodsのシリーズを増やしていき、iPhone12ユーザーに好きなAirPodsを購入してもらう流れを作ろうとしているのでしょう。
Apple製品の中のウェアラブルデバイスとして、Apple WatchとAirPodsシリーズは着実に売上を伸ばしています。iPhone12の発売と同時に、あわせてAirPodsを抱き合わせで購入しやすくするためのキャンペーンを行う可能性もあります。
5G対応iPhone12はミリ波に期待
Dan Ives氏はiPhone12の5G対応については、4モデルすべてが5Gではなく4Gのモデルも混在することを期待しているとしています。
また、5Gに対応するiPhone12はミリ波に対応することも期待すると語っています。
ミリ波は屋内での通信について課題点があるため、サブ6GHzがメインになりそうですが、iPhone12はミリ波にも対応することをDan Ives氏は望んでいます。
また、現在新型コロナウイルスの影響がやや鈍化してきたため、iPhone12の製造を担っているサプライチェーンは、例年通りの動きができるようになってきたと報じています。これにより、10月の早い時期にiPhone12シリーズの発売の準備ができると伝えていることで、iPhone12シリーズの発売が大幅に延期されることはとりあえずなさそうです。
しかし、iPhone12シリーズの「発表→予約→発売」というすべての流れは10月になる可能性は高いままです。
[Source:9to5Mac 画像:Apple ]
(nishiyama082)