2020年9月から10月に発表発売予定といわれているiPhone12シリーズの4モデルは、全て有機EL(OLED)パネルを搭載するとの予想です。発売する新型iPhoneのディスプレイがOLEDだろうということもあってか、2020年度Apple向けOLEDパネルの出荷台数が、前年比で70%増となる見込みだとDSCCが伝えています。
スマートフォン向けOLED出荷枚数は全体の79%を占める
OLEDパネルの出荷枚数は、大半がスマートフォン用であり、実に79%の割合を占めているということです。iPhoneもハイエンドのモデルにはOLEDパネルを採用し、Apple WatchもOLEDパネルを使っているため、今後ますますOLEDパネルの需要は伸びると予想されます。
Apple向けOLEDパネルの出荷枚数は前年比70%増
Appleは、今年の秋に発売されるiPhone12シリーズのすべてのモデルでOLEDを搭載するといわれていることから、OLEDパネルの出荷枚数は、前年比の70%増(1億枚)になるだろうとDSCCは予想しています。
DSCCが予想している他社の出荷数は、Samsungが前年比14%減、Huaweiはフレキシブル(プラスティック基板を使い曲げることが可能な有機EL)が増加することが見込まれるため、リジッド(従来のガラス基板の有機EL)も合わせて61%増となっています。
iPhoneを含め、今後のハイエンドスマートフォンは有機ELが主流になると考えられますが、注目すべきはフレキシブルなパネルです。
Appleが将来的に折りたたみができるディスプレイをもったiPhoneを発表するかどうかはわかりませんが、他社のスマートフォンは、折り曲げられるディスプレイを持ったスマートフォンやPCの開発を進めています。
[Source:DSCC 画像:Apple]
(nishiyama082)