これまで供給不足に悩まされてきた「iPhone X」ですが、ついにその問題は解決されることになりました。現在では、「iPhone X」の翌日配達がオンラインストアで可能になり、即日受取も店頭でできるようになっています。

徐々に供給不足が解決されてきた「iPhone X」

発売当初「iPhone X」は、「Face ID」を可能にするドットプロジェクタの生産遅延と、需要の高さによって、5〜6週間の出荷待ちとなっていました。

しかし、10月半ばに3Dセンサーモジュールの歩留まりの低さが改善されたことで、徐々に出荷不足が改善され、11月半ばには2〜3週間の出荷待ちと短縮されました。

さらに、11月下旬には「iPhone X」のアンテナとカメラのフレキシブルプリント基板（FPCB）の生産問題が解決されたことで、ますます出荷待ちは短縮され、12月には1〜３日の出荷待ちとなり、待ち時間はほとんどなくなっていました。

そして今回、「iPhone X」の出荷待ち時間はようやく無くなり、Appleは年末需要に間に合うことができました。

KGIのアナリストである Ming-Chi Kuo氏によると、Foxconnは一日あたり「iPhone X」を450,000〜550,000台出荷しており、以前予測されていた50,000〜150,000台を大幅に上回っています。

一方で、｢AirPods｣は再び供給不足に？

去年の12月に発売された｢AirPods｣は、発売以来の供給不足が今夏に改善されてきましたが、再び世界的に品不足の状態にあるようです。欧州の一部の国のApple公式オンラインストアでは、納期が1月上旬となっていることが分かっています。

品不足の原因は、年末の需要増とみられています。まだ、日本の公式オンラインストアでは年内に届く予定になっていますが、納期が1月に延びるのは時間の問題でしょう。

[Source: AppleInsider , MacRumors] (yorimorishima)