先日、「HomePod」のファームウェアから次期「iPhone8」のものと思われるコードが発見され話題となりましたが、今回また新たに「iPhone8」に搭載予定の顔認証がApple Payにも用いられることを示す記述が発見されました。
顔認証機能をApple Payに関連づけた記述
デベロッパーであるダニエル・ニヤゾフ氏は、Appleが先日公開したHomePodのファームウェア内に次期「iPhone8」の顔認証機能「Face ID」が「Apple Pay」と関連づけられている記述を発見した、とTwitterに投稿しています。
以前より複数のデベロッパーが、「HomePod」のファームウェアに度々登場する「pearl」「pearl ID」という名称が、新型「iPhone8」のコード名ではないかと指摘していました。
ただ、ダニエル・ニヤゾフ氏が今回指摘する前は、「pearl」は決済を表す記述には登場していないと言われていました。
新たに発見された2つのコード
しかしダニエル・ニヤゾフ氏が「HomePod」内のファームウェアの支払い関連の記述がある「payment」を深く調べていたところ、「pearl」を含む2つの興味深いコードが見つかったとのこと。
発見されたコードは”presentation.pearl.field-detect”と”presentation.pearl.pre-arm” で、コードの正確な意味は明らかにされていないものの、どちらもPassbookとApple Payのセクションに含まれています。
そのことから推測すると、Appleはおそらく顔認証技術「Face ID」をApple Payの認証プロセスに統合しようとしているのではないでしょうか。
ただし、今回のコードはApplePayにおいて顔認証技術”のみ”を用いることを示す記述ではないことから、次期「iPhone8」では「Touch ID」と顔認証「Face ID」の両方を併用するつもりなのではないか、とAppleInsiderは予測しています。
併用するということは、やはり当初より恐れられていた顔認証技術のセキュリティの精度がまだ安定していないのでしょうか。気になるところです。
Source:AppleInsider,Twitter (Daniel Niyazov)
(yorimorishima)