先日はTwitterに「iPhone8」のダミーユニット(模型)の写真が公開され、実際に今週発売される次期「iPhone8」のデザインとして採用されるかどうかはさておき、外観のイメージがなんとなくつかめました。
そして今回は「iPhone8」のロジックボードなどの内部構造がわかる資料が公開され話題となっています。
ロジックボードを重ね、空いた空間にサブバッテリー?
先日Twitterに全画面ディスプレイで背面に縦配列のデュアルレンズカメラを搭載した「iPhone8」のダミーユニットの写真を公開したBenjamin Geskin氏が、今回また新たに「iPhone8」の内部構造がわかるロジックボードなどの設計図を公開しました。
それぞれのパーツは中国語で説明されていますが、端末内部の左側の大部分を占める黄色い部分には「電池A」と示されており、右側下部のオレンジ色部分には「電池B」と記載されています。
従来モデルとは異なり、「iPhone8」では2つのバッテリーが搭載され駆動時間が大幅にアップすることが期待できますね。
図面にはL字型のロジックボードと思われるパーツは「MLB1」「MLB2」の2種類確認でき、これらは重ねて配置する構造になっています。図面でA面とされている側にはNANDメモリーとMOD、B面にはA11チップとPMUがあるようです。
左側下部にあるTaptic Engineは現行モデルと同様で、この場所から移動しないようですね。そのさらに下にある3D Touchの基盤は現行モデルである「iPhone7」のものよりも大きくなっているとAppleInsiderが指摘しています。
なお、今回のリーク画像についてBenjamin Geskin氏は情報ソースを明らかにしておらず、情報の精度として信ぴょう性は70%程度であると述べています。
OLEDとサブバッテリーで電池持ちは大幅に向上か
これまでも「iPhone8」について複数のアナリストたちが、有機EL(OLED)ディスプレイの採用や2つのバッテリーパック搭載による大容量化によってバッテリー持続時間が大幅に向上することを予測していきていました。
今回その予測を裏付ける情報として実現の可能性は高いといえるのではないでしょうか。
特に以前、Apple関連情報に詳しいKGI証券のMing-Chi Kuo氏が予想した「iPhone8」の内部構造の図と今回リークされた内部構造図は一致する点が多いです。
Ming-Chi Kuo氏も「基盤の高密度化でサブバッテリーのスペースを確保するだろう」とコメントしていました。
なお、現行モデルの4.7インチモデル「iPhone7」のバッテリー容量は1,960mA、5.5インチモデル「iPhone7 Plus」のバッテリー容量は2,900mAとなっています。
次期「iPhone8」は有機EL(OLED)ディスプレイの採用とバッテリーの大容量化によって本体サイズは4.7インチモデルと同程度でありながら2,700mAの大容量バッテリーを搭載するといわれており、期待が高まりますね。
Source:Twitter(@VenyaGeskin1) via AppleInsider
(yorimorishima)