2017年秋にリリース予定の次期「iPhone8」は初代iPhoneの登場から10周年ということもあり、大幅なアップグレードが期待されています。
そのため、iPhoneユーザーもすでにつよい関心を持っており、大ヒットが予測されています。
それを見越してか、Appleはどうやら例年より在庫準備を前倒しで開始するようです。
在庫準備を2ヶ月前倒しで開始か
サプライチェーン情報に詳しい中国メディア工商時報によれば、Appleは例年5月頃にスタートする在庫準備を今年は1〜2ヶ月前倒しして3〜4月から開始するとのことです。
2016年のiPhoneの出荷台数は低迷していますが、これは次期iPhoneに向けての買い控えと予測できますね。
実際にApple製品の情報に詳しいKGI証券のレポートによると、Appleは2017年後半に次期「iPhone8」の在庫を1億1000万台確保する見込みだということです。
この数字は2015年に発売された「iPhone6s」の8000万〜8500万台や2016年に発売された「iPhone7」の7000万〜8000万台だけでなく、世界中で爆発的な売上を誇った「iPhone6」の1億台すら大きく上回っています。
10周年記念モデルということもあり、Appleは次期「iPhone」の売れ行きに自信を持っているようですね。
有機ELディスプレイが大ヒットの鍵に?
Citi Group Global証券もKGI証券と同様に、次期「iPhone8」の在庫確保が1億台を超えるのではないかと予測しています。
そして、次期「iPhone8」が登場することによって、全iPhone在庫量は昨年の2億500万台から大幅に増加し、2億2,500万〜2億3,500万台になると予測しています。
なお、内訳は4.7インチモデルが全体の30%、5.5インチモデルが20%、有機EL(OLED)ディスプレイモデルが50%となります。
有機EL(OLED)ディスプレイモデルとはこれまでの噂で、次期「iPhone8」シリーズのプレミアムモデルといわれているモデルで、一部では「iPhone X」と称されています。
上記の通り、次期「iPhone8」は3モデル展開になると考えられており、プレミアムモデルは5.8インチの全面ディスプレイが搭載されるという予測が有力です。
さらに、曲面ディスプレイやワイヤレス充電なども期待されており、いまから登場が楽しみですね。
そしてやはり在庫準備量の50%を占めると予測されていることからも、次期「iPhone8」の成功の鍵は有機ELディスプレイを搭載したプレミアムモデルにあるということでしょう。
生産開始も例年よりはやくはじまる?
投資顧問会社Bluefin Research社が投資家へ配布する資料で、Appleが次期「iPhone8」を6月に生産開始する見込みであると伝えました。
2016年に発売された現行モデル「iPhone7」は6月後半に生産が開始されたので、それと比較すると少々前倒しで生産が開始されるということですね。
しかし、在庫確保が前倒しされ、量産がはやく開始されるからといって、次期「iPhone8」の発売時期が早くなるとは限りません。
現在のところ、発売時期が変更になるという情報は入ってきていないので、このままいけば例年どおり9月になるでしょう。
以下がここ数年の発売スケジュールです。
「iPhone6」シリーズ 発表日9月9日 発売日9月19日
「iPhone6s」シリーズ 発表日9月9日 発売日9月25日
「iPhone7」シリーズ 発表日9月7日 発売日9月16日
このスケジュールを参考に、次期「iPhoen8」の発表〜発売のスケジュールを予測してみました。
発表日9月6日 予約9月8日〜 発売日9月15日
あるいは、発表日9月13日 予約9月15日〜 発売日9月22日
発売時期の変更の可能性は低いですが、在庫確保数が増えれば発売直後の品薄問題が少しは改善されるかもしれませんね!
Source:中時電子報,MacRumors, Tech Trader Dayly
(yori)