AppleInsiderによると、将来的に発表・発売が噂されている折りたたみiPhoneのディスプレイには、セルフリペア機能を搭載するかもしれないということです。
米国特許商標庁の特許出願から判明
Appleが米国特許商標庁(USPTO)に出願した特許は、ディスプレイの傷やへこみがセルフリペア(自己修復)により目立たなくなるというもののようです。
この技術は、かねてから噂されている折りたたみ式のiPhoneに実装される機能ではないかと考えられています。
Appleは5年間ほど、折りたたみのiPhoneについて検証を重ねているようで、将来的に折りたたみ式iPhoneが登場する可能性は、わりと高い確率ではないかと思われます。
市場に登場させるまで解決しなければならない問題点は、折りたたみ式のディスプレイの美しさを保つということです。
折りたたんだときのラインが見えたりへこみが目立つようであれば、Appleは製品として市場に投入することはないでしょう。
それを解決する技術が今回の特許であるならば、折りたたみ式のiPhoneが登場する可能性は高くなったとみてもいいですよね。
Appleのセルフリペアはどのような技術?
ディスプレイの傷やへこみを自己修復する素材を使うことで、iPhoneのディスプレイをきれいに見やすく保つことができます。
その素材については触れられていないものの、修復過程については以下のようなことが考えられるようです。
素材自体に自己修復機能がある
外部からのアクションがなくても、素材自体がへこみや傷を修復する機能を持っている素材をディスプレイのカバー層におき、自然に修復するというものです。
加熱することで修復を開始する
熱を加えることで、へこみ等がつく前の平坦な状態に戻る素材を使うというもの。電気的に熱を加え素材の修復機能をスタートさせるという方法できれいな状態を保つという説です。
電気的に熱を加えるということで、充電時や深夜のiPhoneを使わない時間帯に自己修復機能を稼働させるということが可能です。
熱以外でも、光などの外部刺激によって修復させるということも考えられます。
折りたたみ式iPhoneは実現するのか?
競合他社は現在積極的に折りたたみ式のデバイスを商品化しています。その製品に対抗する製品をAppleが出す可能性は十分あります。
そのためには妥協しないディスプレイの準備は必須だと思います。Appleが考える美しく機能的な折りたたみiPhoneを見て、使ってみたいですね。
[Source:AppleInsider 画像:EverythingApplePro EAP]
(nishiyama082)