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インドのiPhone用組み立て工場で主要サプライヤーWistronが本格的な量産体制へ

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Apple製品の主要サプライヤーの1つの台湾を拠点とするWistronは、インドのKolar地区にあるNarasapura工場でiPhoneの組立をまもなく開始するとThe New Indian Expressが伝えています。
iPhoneの量産体制のため、Wistronは大規模な雇用活動を開始したようです。

新工場で2020年1月にiPhoneの試験生産を開始

Wistronはインド南部カルナータカ州に設置した工場で、iPhoneを生産するために最大10,000人を雇用するだろうとThe New Indian Expressが報じました。

Wistronは、AppleのサプライヤーとしてインドでiPhoneの製造を行っていましたが、カルナータカ州ベンガルール郊外のナラサプラ工業団地に、インドで3番目の工場を建設し、iPhoneの試験生産を2020年1月に始めたということです。

しかし、Wistronのインドの新工場でどのモデルのiPhoneが生産されるのかは不明です。タイミング的に、2020年の新型iPhone、iPhone12シリーズの一部を担当するということも考えられます。

新工場があるカルナータカ州では、従業員の7割以上は現地で採用しなければならないという法律があるため、最大10,000人の雇用の中、7,000人以上は現地での採用になるということです。

インドでも新型コロナウイルスの影響で、失業者が増加傾向になっています。7,000人以上の雇用が生まれるということは、インドにとって朗報ですね。

現在、すでに約2,000人の従業員が新工場で勤務しているようです。

生産拠点を中国集中型から分散型へAppleはシフト

Appleは、主要サプライヤーのFoxconnやPegatron、そしてWistronとともに、現在までの中国集中型であった生産拠点の分散化を図っています。

米中の対立が徐々に大きくなっている現状を考えると、生産拠点の多くを中国におくよりも、インドなどに分散して生産拠点を配置することは、Appleにとってもリスク回避になるため、積極的に推し進めているのでしょう。

[Source:AppleInsider 画像:Apple ]
(nishiyama082)

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