2020年秋発売の新型iPhone、iPhone12には有線のEarPodsが同梱されないという情報の他に、電源アダプタも同梱されないのではないかという情報が先日あがってきましたが、電源アダプタについてアナリストのMing-Chi Kuo氏も、電源アダプタはiPhone12のボックスには同梱されないだろうと伝えたようです。
iPhone12の価格をiPhone11と同じにするための手段
2020年の9月または10月に発表(予約日は同月と予想)、発売も9月または10月と言われているiPhone12は、スタンダードモデルがデュアルカメラとOLEDパネル、ハイエンドのiPhone12 Proモデル2機種はトリプルカメラ+LiDARの4眼、そしてOLEDパネルとなるのではないかと予想されています。
スペックはあがりますが、価格帯が649ドル(日本円で約69,000円)からと、iPhone11のスタート価格から日本円で5,000円安くなるとの情報が多いです。
この価格帯を実現するためのコストカット部分とAirPodsシリーズの販売台数を上げるための方法として、iPhone12に有線のEarPodsを同梱しないのではないかと予想されていました。
Ming-Chi Kuo氏が、EarPodsに加え電源アダプタもiPhone12に同梱しないのではないかという情報に賛同する理由としては、やはり5Gネットワークに対応のためのコストアップ分をおさえるという目的ではないかということです。
日本のApple公式ストアのEarPodsと電源アダプタの価格は、6月末時点で以下のようになっています。
EarPods:2,800円(税抜)
電源アダプタ5W:1,800円(税抜)
電源アダプタ18W USB-C:2,800円(税抜)
iPhone12が、iPhone11よりもコスト的に1台5,000円ほど余分にかかったとしても、付属品を減らすことで、iPhone11と同等の価格帯の実現が可能になります。
日本では上記の価格ですが、アメリカでは約63ドル(EarPods+18W電源アダプタ)購入にかかるようです。
“People that don’t have them can just buy them, no big deal” …. That’s an extra $63 and change at the Apple Store. 10% of an iPhone 11’s price right there. pic.twitter.com/xIv5Y0CrLC
— Benjamin Mayo (@bzamayo) June 28, 2020
ユーザーにも環境にも優しい選択か
すでにAirPods等のイヤホンや電源アダプタを持っているユーザーにとっては、iPhone12をiPhone11同等か安い金額で購入できるのであればうれしいことです。
また、必要のないEarPodsと電源アダプタを同梱しない選択は、結果的にコストだけではなく、ボックスがさらに小さくなり、ボックスの材料費と輸送費の削減にも貢献し、最終的に環境にとっても優しいということになります。
Ming-Chi Kuo氏によると、先日の20W電源アダプタの情報については、正しいものであり、オプションとして扱われるということです。
iPhone12では付属されないとの予想ですが、今年後半にリリースされると予想される10.8インチiPadと2021年前半発表と予想される8.5インチiPad miniについては、Ming-Chi Kuo氏によると、電源アダプターは同梱されると伝えています。
[Source:9to5Mac 画像:Apple ]
(nishiyama082)