iPhone12の発売日は、新型コロナウイルスの影響を受けて、1カ月ほど例年よりも遅れるのではないかという情報が多くなっていましたが、その状況は改善されているのかもしれません。
iPhone12の生産は7月から開始され、例年と同じように9月に発表、そして発売されるという情報が入ってきました。
サプライチェーンの生産能力が回復する
2020年の新型iPhoneとされるiPhone12の発売が10月になりそうだという情報の背景は、新型コロナウイルスの影響がありました。
Appleのエンジニアが中国に入国することができなくなったため、生産を開始するための技術検証試験(Engineering Validation Test: EVT)の実施が遅れてしまったことが生産の遅延を引き起こすと考えられていたのです。
そのため、iPhone12の予想される4モデルの生産開始が1カ月遅くなり、発表は9月という可能性は残すものの、発売日は10月になるのではないかという予想が大半だったのです。
しかし、うれしい情報が入ってきました。
9to5Macによると、Wedbush証券のアナリストの最新レポートでは、新型コロナウイルスによる混乱はサプライチェーンに確かにあったけれども、懸命な努力によって、7月生産9月発売というスケジュールに戻っているというのです。
7月に生産開始でも考えられる3つのシナリオ
7月からiPhone12の大量生産が開始されるということは、DIGITIMESのレポートでも伝えられています。
7月にiPhone12の生産が開始されるとして、Appleが提示するiPhone12シリーズの発表・予約・発売に関するシナリオは3つ考えられると、9to5Macは伝えています。
例年通りのスケジュールで発表から発売まで行いますが、在庫数に制限がある可能性をみておかなければなりません。すぐに「在庫なし予約受付中」に切り替わることが予想できます。
このスケジュールは、iPhone XとXRと同じスケジュール感です。発表はされるものの、実際に手にするまで1iPhone XとXRと同じように1カ月から2カ月はかかるというパターンです。
基調講演自体を10月にすることで、iPhone12の発表後スムーズに予約・発売をするというスケジュールです。10月であれば、iPhone12の各モデルともある程度生産されるので、数に限りがあるという事態は避けることができそうです。
Wedbush証券のアナリストの最新レポートの通り、7月からiPhone12の各モデルの大量生産が開始され、9月に発表、発売日も9月になるのがユーザーにとっては理想です。それが実現されるよう、サプライチェーンの生産能力の回復を願いたいと思います。
[Source:9to5Mac 画像:EverythingApplePro ]
(nishiyama082)