2020年、秋に発売予定の新型iPhone、iPhone12はイヤホンが同梱されない可能性があると、アナリストのMing-Chi Kuo氏が伝えています。
今までのiPhoneにはイヤホンが同梱
iPhone11シリーズまでは、購入時のボックスに有線のEarPodsイヤホンが付属品として入っています。
Appleは、iPhone7とiPhone7 Plusからイヤホンジャックを廃止したので、7/7 Plus以降のモデルは、Lightning接続のEarPodsがセットされています。
イヤホンをLightning接続にするための移行期間として、iPhone XSより前のモデルまで、3.5mmのイヤホンをLightning接続するためのアダプターを同梱していましたが、これもXS以降のモデルには付属しなくなりました。
AppleがLightning接続のイヤホンへの移行が完了した上で、次はワイヤレスへの移行を考えているのであれば、その流れは自然です。
iPhone12にEarPodsが同梱されないのはAirPodsの出荷台数を伸ばすため?
iPhone12シリーズにEarPodsが同梱されないとすれば、ユーザーはワイアレスイヤホンを別に購入しなければなりません。iPhoneと一番親和性が高いのは「AirPods」ですから、まだワイアレスイヤホンを持っていないユーザーはAirPodsを購入する可能性が高くなりますね。
iPhoneユーザーなら、AirPodsを持っている可能性が高いので、iPhone12にEarPodsが同梱されていても使用しない可能性の方が高くなります。それならばEarPodsを同梱しない代わりに価格を少しでも下げてくれた方が、ユーザにとってはありがたいのではないでしょうか。
EarPodsの価格はApple公式ストアでは2,800円(税込)で販売されています。AirPods with Charging Caseの価格は17,800円(税別)です。
ウェアラブルデバイスの出荷台数と新AirPodsの予想
IDC Japanによると、2019年の第4四半期(10~12月)と通年のウェアラブルデバイスが、「前年同期比82.3%増の1億1894万台、2019年通年では前年比89.0%増の3億3650万台」と伝えています。この数字は「IDC Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker 2019Q4」のデータがベースです。
メーカー別で見ると、Apple、Xiaomi、Samsung、Huawei、Fitbitの順になっていて、AppleのAirPods、Apple Watchが順調ということがわかります。
ウェアラブルデバイスの中でも、躍進しているのは耳装着型デバイスで、今後iPhone12の発売に合わせる形でAirPodsのプロモーションをすると、さらに売上は加速するでしょう。その戦略として、iPhone12からEarPodsを同梱しないというのはうなづけますね。
AirPodsについては、Ming-Chi Kuo氏の予測では、AirPods(第2世代)の後継モデルは2021年の前半に、AirPods Proの後継モデルは2022年3月までに発表ということです。
それに対してリーカーのジョン・プロッサー氏は、AirPods(第2世代)の後継モデルは5月か6月に発売されるだろうとTwitterに投稿しています。
それに対してリーカーのジョン・プロッサー氏は、AirPods(第2世代)の後継モデルは近いうちに発売されるだろうとTwitterに投稿しています。
iPhone12は2020年9月に発表、発売日は9月から10月になるのではと予想されています。