iPhone11 Proの内部に確認できた双方向ワイヤレス充電用ではないかと推測される小型基盤。AppleはiPhone11シリーズで見送った双方向ワイヤレス充電機能の搭載を、iPhone12シリーズでついに実現するかもしれません。
双方向ワイヤレス充電機能とは
双方向ワイヤレス充電機能は、スマートフォン本体にQi規格に対応したワイヤレス充電対応デバイスを乗せて充電可能になる機能のことです。iPhoneの背面に、AirPodsやApple Watchをのせると給電をするという使い方が想定できる利便性の高い機能です。
Samsungの「Galaxy S10」には双方向ワイヤレス充電機能が搭載され話題になりました。
iPhone12で双方向ワイヤレス充電機能が実現するか
2020年秋に発表、発売とされる新型iPhone(iPhone12)に双方向ワイヤレス充電機能が搭載されるのではと予想しているのはSvetapple.skです。Svetapple.skには、双方向ワイヤレス充電を行うプロセスも予想しています。
同メディアが予想する充電プロセスの中で注目すべき部分は、iPhoneのバッテリー残量が35%になると、給電を自動的に中止するという部分です。35%という値は任意の数値に調整が可能と伝えていますが、iPhone12のバッテリーをどこまで給電で使うかをコントロールできる設定は必要でしょう。
双方向ワイヤレス充電機能は、iPhone11シリーズの発売前にも搭載が噂されていたものです。iPhone11 Proを分解したレポートをあげているiFixitによると、iPhone11 Proのバッテリーの下に、それまでのモデルにはなかった小型の基盤が確認できたということです。
それに加え、バッテリーに2つのコネクタが見つかっていて、これらのことからiPhone11 Proシリーズには双方向ワイヤレス充電機能が組み込まれていたのではないかと、iFixitは結論づけています。
アナリストのMing-Chi Kuo氏も、iPhone11 Proの双方向ワイヤレス充電機能について、Appleの基準を最終的に満たさなかったために搭載は見送られたと述べています。
ワイヤレス充電に対応しているデバイスをAppleは多く発売しているので、iPhone12シリーズのハイエンドモデルに双方向ワイヤレス充電機能が搭載されれば、非常に便利になることは確実です。ぜひとも搭載して欲しい機能ですね。
[Source:Svetapple.sk 画像:EverythingApplePro , iFixit]
(nishiyama082)