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米専門誌では「iPhoneX」よりも「iPhone8/Plus」を高く評価!その理由は?

2017年に販売された新型モデルのiPhoneには「iPhoneX」と「iPhone8/Plus」の3つの端末があります。

10周年プレミアムモデルということもあり、その革新的なデザインと性能から、先に販売が開始された「iPhone8/Plus」を見送り、「iPhoneX」を購入するという方も少なくありませんでした。

このことが原因で「iPhone8/Plus」の販売台数はあまり腕をふるわなかったという結果になりましたが、今回アメリカの非営利消費者組織による専門誌「Consumer Reports」によると、人気の「iPhoneX」よりも「iPhone8/Plus」を高く評価しているとのことです。

「iPhone8/Plus」評価の理由の一つは「耐久性」

「Consumer Reports」は、「iPhoneX」「iPhone8/Plus」に対して、耐久性、バッテリー持続時間、カメラ性能等、様々な観点からの検証とその評価を行いましたが、今回「iPhone8」の評価が「iPhoneX」よりも上となった主な理由のひとつとして「耐久性」が挙げられています。

Consumer Reportsは、連続して回転する機械を用いて約2.5フィート(約76センチ)ほどの高さから、繰り返し落下させ続けるという耐久性に関する検証を行いました。

すると、実験に使用された3台の「iPhoneX」のうち2台は、50回目の落下でディスプレイがブラックアウトし、残ったもう1台は100回転目の落下で背面パネルが損傷してしまったようです。

対して、「iPhone8/Plus」は100回転の落下を終えたあとでも、数カ所の擦り傷だけで済んだという結果になったそうです。

Consumer Reportsのスマートフォンテスト担当責任者、リチャード・フィスコ氏は、「耐久性試験でダメージを受けなかった場合、iPhone XはiPhone8/Plusよりも高評価を得られただろう」と語っており、「iPhone8/Plus」が高評価となった大きな理由の一つであることを示しています。

尚、Consumer Reportsは同様のテストをSamsungの「Galaxy S8/+」にも行っており、こちらの端末も損傷が確認されたとのことです。

もう一つの評価点は「バッテリー持続時間」

さらに、Consumer Reportsは「iPhoneX」の評価順位が低かった主な理由として「バッテリー持続時間」を挙げています。

Consumer Reportsは「バッテリー持続時間」を検証するに当たり、平均的なスマートフォンを利用方法としてブラウジング、カメラ撮影、電話をかける等の操作を自動で行うロボットを使用しました。

ディスプレイの明るさを最大にしてこの検証を行ったところ、「iPhoneX」は19.5時間、「iPhone8」は19時間、「iPhone8 Plus」は21時間という僅差に落ち着きましたが、Samsungの「Galaxy S8/+」は26時間という驚くべき数値を記録し、その差を見せつける結果となりました。

「iPhoneX」の総合評価は5位に

これらの検証を踏まえて、Consumer Reportsは2位にSamsungの「Galaxy S8/+」、3位に「iPhone8 Plus」、4位に「iPhone8」、5位に「iPhoneX」というランク付けを行いました。

しかし、Consumer Reportsは「iPhoneX」の持つOLED(有機EL)ディスプレイや「Face ID」について高く評価しており、さらにカメラ性能については

「iPhone Xのカメラ性能は、私たちが今までに見た中で最高のものです。実際、静止画と動画のパフォーマンススコアを組み合わせると、Consumer Reportsがテストしたスマートフォンの中でも最も高い評価を得ています。」

とも語っています。

これらの順位付けは、あくまでもこういった利点と端末の価格とを照らし合わせた結果であり、「iPhoneX」の持つブランド性やデザインなど、それぞれの嗜好に合っているようであれば、購入する価値があるだろうとのこと。

他者スマートフォンが競合する中、「iPhoneX」の評価には様々なものがあります。販売台数を鑑みると、「iPhoneX」は成功したといっても過言ではありません。今後展開されていく新たなiPhoneについても、激戦を繰り広げているスマートフォン市場でどのような前進を見せてくれるのか、非常に楽しみでなりません。

[Source:MacRumors](yorimorishima)

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