2017年11月3日に販売が開始され、圧倒的な人気を誇る「iPhoneX」ですが、海外メディアのAppleInsiderでは、この需要は来年まで続き、2018年にさらに大きな売上を達成するだろうと予想されています。

「iPhoneX」によって過去最大の売上に?

AppleInsiderによると、Loup VenturesのアナリストGene Munster氏は、来年1月中旬には「iPhoneX」の需要を完全に満たすだろうと予想しているとのことです。

「iPhoneX」の供給可能性は着実に高まっており、米国では翌日配送も可能となりました。このままいけば1月中旬に需要と供給のバランスが整い、来年3月期の売上が拡大していくと予想されています。

米国のAppleストアでの「iPhoneX」の供給率は、先々週の25％から、先週には平均44％に達しました。

さらに在庫状況の利用可能率は先週頭の時点では27％でしたが、週末には54％まで増加したとのことです。

「iPhoneX」の供給体制が整い、”手に入れやすさ”という新たな武器として手に入れることができれば、「iPhoneX」の価値は今後も上昇していくだろうと伝えられています。

「iPhoneX」が販売される以前の前四半期のiPhoneの平均販売価格は619ドル（約69,700円）でしたが、プレミアムモデルでもある「iPhoneX」の平均販売価格は64GBモデルで999ドル(約112,500円)、128GBモデルで1,149ドル(約129,300円)とこれまでのiPhoneよりも高価格に設定されています。

これはiPhone全体の平均販売価格を底上げする形となり、Appleは今年12月からの四半期に、iPhoneにおいてこれまでで最大の売上を達成するということも考えられます。

未だとどまる勢いを知らない「iPhoneX」。ここまでの経過を見ると、「iPhoneX」の登場は完全に”成功した”といっても過言ではないのかもしれません。

［Source:AppleInsider］（yorimorishima）