これまでiPhone向けのApple Pencilについては様々な情報が伝えられてきました。そして今回、iPhoneと思われる端末をスタイラスペンで操作する特許をAppleが申請したことが分かりました。

そもそも、Appleの創業者であるSteve Jobs氏はiPhoneにスタイラスペンを付けることに反対しており、AppleはSteve Jobs氏の没後も、反スタイラスペンを断固として守ってきました。

現在のApple Pencilが対応しているのはiPad Proのみです。また、このApple Pencilに関しても現在AppleのCEOであるTim Cook氏は、スタイラスではなく鉛筆だと主張しています。

しかし、一部のユーザーの中では、iPhone用のApple Pencilの登場を待ち望む声もありました。また、Tim Cook氏がインドでのインタビューにおいて、iPhoneがApple Pencilに対応することを示唆するような発言をしてしまったため、iPhone用のApple Pencilが実現するのではないかと予測されていました。

そして今回の報道によって、iPhone用のApple Pencilが実現する可能性はますます高くなったといえるでしょう。

特許は、「位置ベースのスタイラス」という題で米国特許商標庁（USPTO）において公開されました。タッチスクリーン上でスタイラスペンの位置を効率的に特定する方法を示したものとなっています。

そのため公開された画像に描かれたデバイスがiPhoneだと明確に記されていません。しかし、画像を見る限り明らかにiPhoneとスタイラスペンを確認できるので、AppleがiPhone用のApple Pencilの開発を進めているとみられます。

なお、Appleの関係者も、AppleはスタイラスペンとセットになったiPhoneを、早ければ2019年にも発売すると述べていたことをThe Investorが10月にも伝えています。やはりこれまでの報道のように早くも2019年には、iPhone用のApple Pencilが登場する可能性は高いでしょう。

[Source：9to5Mac] (yorimorishima)