2017年11月3日に販売が開始された「iPhoneX」に搭載された新機能である「FaceID」。
「TrueDepth」カメラと「A11 Bionicチップ」によって、認識され処理される3万個以上の赤外線ドットで、人間それぞれが持つ顔の特徴を捉え、それをパスコードに利用するという、「iPhoneX」が持つ非常に革新的で優れた機能の一つです。
そんな「FaceID」ですが、今回、新たに公開された情報によると、2018年以降に販売されるiPhoneには、この「FaceID」が全て採用されるとのことです。
2018年以降の新型モデルiPhoneには全て「Face ID」を採用
Apple関連の情報方を精力的にリークしている海外メディアの「AppleInsider」は、Apple者のサプライヤーの中で、「VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)」の2番目に大きな供給元となっているFinisar社は、2017年12月8日に70フィートもの広大な工場を買収したことを伝えています。
「VCSEL」とは、「iPhoneX」に搭載されている「Face ID」の「True Depthカメラ」に関わる機器であり、Finisar社が工場を買収し、製造を拡大したということは、実質的に「Face ID」に関わる開発をさらに増進させたということになります。
これらの発表を鑑みて、「AppleInsider」は「2018年以降に販売される新型モデルのiPhoneには、Face IDが搭載されることは間違いないだろう」と予測しています。
以前にKGI証券のMing-Chi Kuo氏が予想した「2018年以降の新型モデルのiPhoneはTouch IDが廃止され、Face IDが搭載されるだろう」という予測と合致しており、この予測を裏付けた形となりました。
「iPhoneSE2」には「Touch ID」は健在?
これまでに発信された有力な情報として、2018年に販売される新型モデルのiPhoneは、5.8インチモデル、6.5~6.6インチの大型モデルのOLED(有機EL)ディスプレイを搭載した2つのモデルに加え、6.1インチモデルのLCDディスプレイモデルを加えた3つのモデルを販売すると予想されています。
これらのモデルはすべて「iPhoneX」がベースとなっており、「Touch ID」は廃止、ベゼルレス(狭額縁)デザインを採用し、前述したとおり、「Face ID」を搭載したモデルになるだろうという予測が立てられています。
しかし、2018年に販売される新型モデルはこの3つだけではなく、春頃に「iPhone SE2」が販売されるという噂も存在します。
「iPhone SE2」は、前モデルである「iPhone SE」同様に、ローエンドモデルとして比較的安価な価格で販売されることが予想されています。
以前に公開されたコンセプトイメージでも、ベゼルレスデザインは採用されておらず、従来のiPhone同様、ホームボタンが引き続き採用されており、今まで私たちが使用してきたiPhoneの面影を残しています。
ホームボタンが継続して残るのであれば「Touch ID」も継続して残される可能性は充分に考えられます。
さらに、Appleは「Face ID」を「iPhoneX」に搭載することを決定する以前に、「Touch ID」の指紋認証センサーを、ホームボタンではなくiPhoneのバックパネルに設置することも計画していたそうです。
もし、「iPhoneSE 2」が販売され、「Touch ID」が実装されるのであれば、もしかするとiPhoneのバックパネルに指紋認証センサーが搭載されることもあるかもしれません。
2018年に販売されると予測されている3つの「iPhoneX」型iPhoneと「iPhone SE2」。まだ噂の段階ではありますが、これらのiPhoneが今後どのような姿を見せてくれるのか、非常に楽しみでなりません。
[Source:AppleInsider](yorimorishima)