11月3日に販売が開始された「iPhoneX」。
すでに「iPhoneX」を入手にして快適な操作感を楽しんでいるユーザーも多くいるのではないでしょうか。
そんな「iPhoneX」のバッテリー持続時間を長くさせる3つの方法を、海外メディアの「AppleInsider」が伝えています。
OLEDディスプレイの特徴と消費電力
ご存知のように「iPhoneX」はOLEDディスプレイ(有機ELディスプレイ)が採用された初めてのiPhoneです。
OLEDディスプレイは、電流をディスプレイに流すことによって、保持されているダイヤモンド系のサブピクセルパターンを反応させ、シチュエーションに合わせた一定の色を光らせるという構造になっています。
そのため、画面が黒色の場合、ディスプレイに流れている電気は実質的にオフの状態になるという特徴があります。
「AppleInsider」はこのOLEDディスプレイの持つこの特徴に目を付けて調査を行いました。
iPhoneXのバッテリー持続時間を長くさせる3つの方法
調査の結果、「AppleInsider」は「iPhoneX」の持続時間を長くさせる3つの方法を発見することができました。
①黒い壁紙に設定する
先述したように、画面の配色割合で黒い部分が多いほど、ディスプレイでの消費電力を抑えることができます。
とても簡単な方法のひとつとして黒い壁紙に設定するという方法が挙げられています。
「AppleInsider」の調査では「iPhoneX」黒色の壁紙に設定した状態で、ディスプレイの明るさを3時間画面を表示し続けるという検証が行われ、その結果、デフォルトの壁紙で3時間画面を表示し続けていた時よりも16%ものバッテリー消費を抑えることができたとのことです。
②スマート反転(ダークモード)に設定する
iPhoneにはiOS11から、主に画面内の白と黒の部分を反転させるスマート反転(ダークモード)が搭載されるようになりました。
「iPhoneX」をスマート反転(ダークモード)で使用することによって、消費電力を抑えることが可能ということがわかりました。
「AppleInsider」の調査では、ダークモードでディスプレイの明るさを最大にし、Redditサイトを3時間表示し続けた結果、通常モードでRedditサイト3時間表示し続けていた時よりも、なんと58%ものバッテリー消費を抑えることができたとのことです。
グレースケールに設定する
また、ダークモードと同様に、グレースケールにすることでも消費電力を抑えることができます。
ダークモードとグレースケールは併用することができませんが、ダークモードでは画面が暗すぎると感じた方は、こちらのグレースケールを利用してみてはいかがでしょうか。
スマート反転(ダークモード)、グレースケールの設定方法
ダークモード、グレースケールに設定するためには、まず「設定」から「一般」をタップし「アクセシビリティ」の項目から「ディスプレイ調整」を開きます。
ダークモードに設定する場合は「色を反転」をタップ、また、グレースケールに設定する場合は「カラーフィルタ」をオフにしグレースケールを選択します。
「iPhoneX」のバッテリー持続時間を長くさせる方法は、どれも簡単に設定することができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
[Source:AppleInsider](yorimorishima)