大型化の傾向があるiPhoneシリーズにて、4インチサイズのiPhoneとして確固たる人気を誇る「iPhone SE」。
そんな「iPhone SE」の後継機種となる「iPhone SE2(仮称)」について、新たなリーク情報が公開されました。
「iPhone SE2」は2018年4月にインドのみで登場?
ベゼルレスデザインを採用した「iPhoneX」の登場により、コンパクトなサイズにも関わらず、大画面でスマートフォンを利用できるようになりました。
それに伴って、今後販売されるiPhoneシリーズも、ベゼルレスデザインが採用され、ホームボタンが廃止されるという「iPhoneX」の系譜を受け継ぐことが主流になると予想されています。
そういった流れの中で、一部の4インチモデルの愛好者からは絶大な人気を誇っていた「iPhone SE」の後継機種は販売されるのかどうかということは、1つの疑問となっていました。
以前より、「iPhone SE」の後続機に関する情報や、コンセプトイメージなどは公表されていたものの、確信を得る情報とは言い難いものが多く、「iPhone SE」の系譜はこのまま絶たれてしまうのではないかという声も少なくありませんでした。
しかし、今回報じられたインドのITメディアの「Tekz24」の記事によると、「iPhone SE2」の開発は既に開始されているとのことです。
「Tekz24」によると、インドのバンガロールにある製造工場にて、「iPhone SE2」の開発作業は進められており、Appleとその組立委託先のうちの1つである台湾のWistron社(緯創資通)が主だって製造に当たっているそうです。
発展途上国に分類されているものの、その実態は今や先進国となりつつあるインドは、2016年にスマートフォン所持者が3億人を突破し、出荷台数が18%も伸びたという経緯があります。
「Tekz24」によれば、Apple社はインドでのスマートフォン市場を特に重視しており、今後のインドのさらなるスマートフォン市場の拡大を見越して、「iPhone SE2」を2018年の4月〜6月の間に、まずはインドのみで販売され、その後、世界各国に流通させることになると伝えています。
「iPhone SE2」の性能や容量などのスペックは?
さらに、「Tekz24」は「iPhone SE2」のスペックについても詳しく予想しています。
「iPhone SE」が「iPhone 6」をベースに製造されたように、「iPhone SE2」は「iPhone7」をベースとして製造されると予想されています。サイズは4インチ〜4.2インチ、プロセッサには「iPhone7」と同様の「A10チップ」が採用され、ハードウェア性能の向上も図られるようです。
「Curved;labs」によって制作された「iPhone SE2」のコンセプトイメージでは、「iPhoneX」と同様のベゼルレスが採用され、有機ELディスプレイが搭載されホームボタンが廃止されたデザインのものが公開されていましたが、「Tekz24」ではそのようなデザインにはならないだろうと予想されています。
ベゼルが残されたホームボタンが続投されているデザインで、「iPhoneX」に採用されている「Face ID」ではなく、従来の「Touch ID」が採用されると伝えています。
販売される「iPhone SE2」の容量については、「iPhone SE」と同様32GB、126GBの2つの種類での販売となるそうです。
これらのスペックの予想を見ると、革新的なiPhoneであるとは言い難いかもしれませんが、「iPhone SE2」は「iPhone SE」同様”低価格で性能の良いiPhoneであること”が一番の前提とされているため、こういった仕様になると予想されているようです。
さらに、2018年4月〜6月に先行販売を開始すると伝えられているインドでは、スマートフォン市場が拡大しているとはいえ、貧富の差が激しいなどといった問題点もあります。
そういった問題点を払拭し、さらなるiPhoneシェアの拡大のために、「iPhone SE2」の価格についても、現在の「iPhone SE」の価格とほぼ同額程度になるだろうとも予想されています。
唯一残された4インチモデルのiPhoneである「iPhone SE」。その後継機種となる「iPhone SE2」は日本国内ではどういった立ち位置となるのでしょうか。続報に注目です。
[Source:Tekz24](yorimorishima)