2017年9月22日に発売された「iPhone8」、2017年11月3日に販売開始予定の「iPhoneX」。
今年はこの2つの新モデルが発表されましたが、どちらを購入するべきかまだまだ悩んでいる方も多いのではないでしょうか。(iPhone8 Plusとの比較は次回)
そこで、どちらを買うべきか参考になるように、「iPhone8」と「iPhoneX」のスペックやキャリアごとの価格をどのサイトよりも詳しく比較しました!
目次
iPhone8、iPhoneXの基本スペック
「iPhone8」と「iPhoneX」の基本スペックを簡単に表にするとこのようになります。
搭載機能、価格、CPUなど、着目すべき点は多々ありますが、表だけですとどう違うのかが詳しくわからないかもしれません。
それでは「iPhone8」と「iPhoneX」の違いを詳しく見ていきましょう。
iPhone8とiPhoneXの外観的特徴を比較!
デザイン
まずは「iPhone8」と「iPhoneX」のデザインを比較してみましょう。
「iPhone8」は旧モデルである、「iPhone7」の上位版と言えるような外観で、「iPhone7」と似たようなデザインとなっています。
「iPhone7」と違う点としては、背面がアルミ製のパネルから耐久性の高いガラス製のパネルになったことで高級感が増したという点があります。
続いて「iPhoneX」ですが、こちらはiPhone発売10周年のプレミアムモデルということもあり、デザインに大幅な変更が加えられています。
「iPhone8」同様に背面にガラス製のパネルが採用されている他、フロントパネルには全体に広がるディスプレイを採用し、それに伴いホームボタンは廃止されています。
さらにベゼルレス(狭額縁)の形態へと変更された「iPhoneX」は、より”進化したiPhone”といった印象を与えてくれます。
カラー
「iPhone8」はスペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色、「iPhoneX」はスペースグレイ、シルバーの2色のカラーが用意されています。
カラー展開に関しましては、「iPhone8」の方が1色分バリエーションの富んでいるでしょう。
ディスプレイ
続いて、「iPhone8」と「iPhoneX」のディスプレイを比較してみましょう。
「iPhone8」のディスプレイサイズは4.7インチ、「RetinaHDディスプレイ」「IPSテクノロジー搭載ワイドスクリーンLCD Multi-Touchディスプレイ」「耐指紋性撥油コーティング」の3つが採用されており、美しい画面での操作を楽しめるようになっています。
対して「iPhoneX」のディスプレイサイズは5.8インチ。
前述したようにベゼルレス採用によりフロントパネル全体がディスプレイとなっており、「iPhone8」よりも臨場感のある大画面を楽しめます。
さらに、「Super RetinaHDディスプレイ」「オールスクリーンOLED(有機EL) Multi-Touchディスプレイ」「耐指紋性撥油コーティング」が採用されています。
液晶画面の解像度は「iPhone8」が1,334 x 750の326ppi、「iPhoneX」が2,436 x 1,125の458ppiと、約1.5倍の差があります。
まとめると、以下のようになります。
「iPhoneX」のディスプレイは、完全に「iPhone8」の上位互換であると言えるでしょう。
サイズと重量
「iPhone8」と「iPhoneX」のサイズと重量は以下のようになっています。
「iPhoneX」の方が「iPhone8」よりもひと回りほど大きく、26gほど重さがあります。
外観的特徴まとめ
ここまで、「iPhone8」と「iPhoneX」の外観的特徴について比較しました。
ディスプレイについては「iPhoneX」のスペックが完全に上回っていると言うことができます。
デザインについては、これまでのiPhoneシリーズ同様慣れ親しんだデザインの「iPhone8」、新たな変化が加わり革新性を持った「iPhoneX」と2つにカテゴライズすることができます。
デザイン面でどちらを選ぶかは個人の嗜好の問題になりますが、iPhoneシリーズにおいて革新性を求める方は「iPhoneX」、慣れ親しんだiPhoneが手に馴染む方は「iPhone8」を選ぶと良いのではないでしょうか。
iPhone8とiPhoneXの搭載機能を比較!
続いて、「iPhone8」と「iPhoneX」に搭載されている機能について詳しく比較してみましょう。
Touch IDとFace ID
「iPhone8」にはこれまでのiPhoneシリーズでも採用されていた指紋認証システム「Touch ID」が引き続き採用されています。
それに対して、「iPhoneX」は「Touch ID」を廃止し、「TrueDepth」カメラを用いた顔認識システムである「Face ID」が採用されています。
新機能である「Face ID」について「写真などでロックが突破されてしまうのではないか」「暗いところでは認識されないのではないか」といった不安の声も上がっていますが、心配する必要はありません。
「True Depth」カメラのシステムでは、投光イルミネータ、近接センサー、環境光センサー、ドットプロジェクタなどを用いて顔の形を3Dで読み取るという方式をとっているため、写真や画像などの2次元のものでは認識されることはありません。
さらに、「True Depth」カメラのシステムでは、赤外線を用いた認識を行っているため、暗いところでの認識も可能となっています。
「Touch ID」による誤認識率は”5万分の1″ほどと言われていましたが、新機能である「Face ID」の誤認識率は”100万分の1″とのこと。
セキュリティ面をとっても、iPhoneへのアクセスの簡易さをとっても、「Face ID」は「Touch ID」の上位互換である、と言うことができるでしょう。
アプリやweb上での支払い方法のひとつであるApple payも、「iPhoneX」であれば「Face ID」を用いて、「iPhone8」であれば「Touch ID」を用いて認証するという機能も採用されています。
アニ文字機能
「TrueDepth」カメラシステムの顔認証によって、新たに追加された機能が「アニ文字」機能です。
「アニ文字機能」とは、認識した顔の表情を、メッセージアプリなどで扱うキャラクターのスタンプの表情に投影する機能のことです。
この機能で、より表情豊かなスタンプを送ることができ、メッセージの楽しさも膨らむでしょう。
この機能も「iPhoneX」にのみ搭載された新機能の1つです。
システムチップと処理速度
前年のモデルである「iPhone7」では「A10 Fusion」というシステムチップが使用されていました。
「iPhone8」には、「A11Bionic/M11」というシステムチップが搭載されており、これは「A10 Fusion」よりも最大70%高速であるということです。
参考までに、こちらは「iPhone7」と「iPhone8」の処理速度を比較した動画です。
CPUの性能が進化したことにより、体感できるレベルで処理速度が上がっていることがわかります。
「iPhoneX」にも、同様の「A11Bionic/M11」が採用されている為、処理速度については「iPhone8」「iPhoneX」は互角であると考えられます。
ジェスチャー操作機能
「iPhoneX」には、iPhoneシリーズで初めて「ジェスチャー操作」という機能が搭載されています。
「ジェスチャー操作」とは、「iPhoneX」のホームボタンの廃止に伴い、指一本でアプリの切り替えなどが行えるという機能で、これまでのiPhoneよりも直感的で簡易な操作が可能となります。
こちらもホームボタンが引き続き採用されている「iPhone8」には搭載されていない機能であるため、端末を操作するといった面では、この「ジェスチャー操作」という新機能を搭載している「iPhoneX」に軍配が上がるではないでしょうか。
バッテリーと駆動時間
「iPhone8」と「iPhoneX」の各項目ごとの最大駆動時間は以下のように発表されています。
「iPhone8」の連続通話時間が最大14時間であるのに対し、「iPhoneX」の連続通話時間は最大21時間と、7時間ほどの大きな差があります。
さらに、オーディオ再生でも「iPhoneX」の方が20時間ほど長く駆動するということも注目すべき点です。
「iPhone8」のバッテリー容量は、iFixitの分解によって1,821mAh(6.96Wh:3.82V)ということが判明していますが、「iPhoneX」のバッテリー容量はまだ判明していません。
ワイヤレス充電、高速充電機能
「iPhone8」「iPhoneX」ともに、ワイヤレス充電機能、高速充電機能が搭載されています。
Qi規格を使った高速充電機能では「30分で最大50%の充電が可能」とのこと。
ワイヤレス充電機能は、ワイヤレス充電対応機の上にiPhoneを乗せておくことで充電することができるという画期的な機能です。
しかし、ワイヤレス充電対応機は「iPhone8」「iPhoneX」ともに付属品として付いてくるわけではないため、別途アクセサリ購入が必要な点も注意が必要です。
コネクタ、イヤホン
「iPhone8」「iPhoneX」ともに、前モデルである「iPhone7」と同じく、イヤホンジャックが搭載されていない形となっています。
こちらは「iPhone7」同様、Lightning接続タイプの有線イヤホンEarPodsを使用するか、3.5mmイヤホン端子アダプタを使用しイヤホンを接続するという仕様となっています。
カメラの性能について比較!
「iPhone8」と「iPhoneX」のカメラの性能は以下のようになっています。
「iPhone8」は12PMカメラ、光学式手ぶれ補正などと、通常日常で写真や動画を撮影する際には困らないような機能が搭載されています。
対して、「iPhoneX」には望遠カメラと広角カメラの2つのカメラ(デュアルカメラ)を備え、光学ズーム機能、10倍のデジタルズーム機能などと、スマートフォンにおけるカメラの性能としては最高峰の機能を搭載しています。
さらに、新しく搭載されたポートレートモードによる撮影で、まるで一眼レフカメラで撮ったかのような写真撮影が可能となっていることも魅力的です。
ポートレートライティング機能
「iPhoneX」に搭載されている機能として、最も注目すべき新機能の1つが「ポートレートライティング機能」です。
「ポートレートライティング機能」とは、「ポートレートモード」で撮影した写真等に、5種類の照明エフェクトを追加させる機能です。
この「ポートレートライティング機能」についてAppleは「従来の他のエフェクトをかけるだけの機能とは一線を画すもの」とも語っており、その実力と自信が伺えます。
こちらの機能は残念ながら「iPhone8」には搭載されておらず、カメラの性能の面も「iPhoneX」の方が優れていると言えるでしょう。
搭載機能のまとめ
ここまで、「iPhone8」と「iPhoneX」に搭載されている機能について比較しました。
「iPhone8」も充分に実用に足る機種ではありますが、やはり10周年プレミアムモデルということもあってか、機能面でも「iPhoneX」が革新性に富んでいるという印象があります。
キャリアごとの価格を比較!
最後に「iPhone8」と「iPhoneX」の価格も比較してみましょう。
まず、「iPhone8」と「iPhoneX」基本価格がこちらになります。
simフリー版
※価格は全て税抜き
「iPhone8」は78,800円〜、「iPhoneX」は112,000円〜と、やはりプレミアムモデルであるだけあって「iPhoneX」の価格は高額です。
しかし、購入時に契約したキャリアのキャンペーンによって割引されるため、その実質価格を知っておき、新しいiPhoneがいくらで手に入るのかを理解することが重要です。
それでは、「au」「docomo」「SoftBank」の大手キャリア3社の「iPhone8」「iPhoneX」の実質価格を比較してみましょう。
auでの「iPhone8」「iPhoneX」価格比較
auでの「iPhone8」「iPhoneX」の実質価格を簡単に比較すると以下のようになります。
こちらの料金は「カケホ・LTEプラン・データ定額」を選択した際の料金となっています。
auで「iPhone8」を購入する場合は実質17,880円〜、「iPhoneX」を購入する場合は54,600円〜となっています。
SoftBankでの「iPhone8」「iPhoneX」価格比較
SoftBankでの「iPhone8」「iPhoneX」の実質価格を簡単に比較すると以下のようになります。
SoftBankで「iPhone8」を購入する場合は実質17,280円〜、「iPhoneX」を購入する場合は54,000円〜となっています。
docomoでの「iPhone8」「iPhoneX」の価格比較
docomoでの「iPhone8」「iPhoneX」の実質価格を簡単にまとめると以下のようになります。
docomoで「iPhone8」を購入する場合は実質31,752円〜、「iPhoneX」を購入する場合は68,472円〜となっています。
尚、docomoの場合のみ、「新規・MNP」と「機種変更」の際の割引額が同額となっているため注意が必要です。
「iPhone8」「iPhoneX」料金比較まとめ
実質価格のみの観点で見ると、「iPhone8」「iPhoneX」両方とも、SoftBankで購入するのが最安値であるということがわかりました。
しかし、通信費などを含めた月々にかかる費用はプランの選択や、固定電話の有無などによって変わってくるため、あくまでも参考程度に考えてください。
料金プランや、より詳しい価格を知りたい方はこちらのページも参考にしてみてください。
【au】
・「iPhoneX」の支払いイメージや詳しい料金
・「iPhone8」の支払いイメージや詳しい料は
【SoftBank】
・「iPhoneX」の支払いイメージや詳しい料金
・「iPhone8」の支払いイメージや詳しい料金
【docomo】
・「iPhoneX」の支払いイメージや詳しい料金
・「iPhone8」の支払いイメージや詳しい料金
iPhone8とiPhoneX、どちらを買うべき?
ここまで、「デザイン」「機能」「料金」と3つの角度から「iPhone8」「iPhoneX」を比較しました。
「従来のiPhoneの最終形態」とも呼ばれる「iPhone8」、全く新しい機能を搭載し、デザインも一新された「iPhoneX」、この2つの新モデルの違いをご理解いただけたでしょうか。
「iPhone8」「iPhoneX」のどちらも素晴らしいスマートフォンであることは間違いないと言えるでしょう。
やはり、最終的には「それなりの価格で高性能のiPhoneが欲しい!」という方は「iPhone8」を、「価格が高くても革新的なiPhoneが欲しい!」という方は「iPhoneX」を選ぶのがよいのではないでしょうか。
(yorimorishima)
iPhoneXの予約方法を知っておこう!予約日は10/27!
iPhoneXの予約開始は10月27日(金)午後4時1分から。発売日は11月3日です。
iPhoneXの予約方法が分かったので、下の予約攻略法を読んで本番に備えましょう。
▶︎iPhoneX 予約攻略法【ソフトバンク au ドコモ Apple】
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