先日Appleが公開したスマートスピーカーHomePodはiOSが動作し、実質ディスプレイのないiPhoneであることがわかっていますが、そのHomePodのファームウェアから、「iPhone8」に使われる顔認識技術に関する情報が発見されたようです。
iPhone8は赤外線顔認証を採用か?
Appleは先日、アメリカなどで12月頃に発売予定のHomePod用ファームウェアを公開しました。
それによってHomePodがiOSで動作すること、またファームウェアはiOS11.0.2 に対応することが明らかになっています。
さらに、iOSデベロッパーのSteve Troughton-Smith氏が深くファームウェアを調べたところ、他のデバイスに関する情報も含まれていることがわかりました。
特に注目すべきは、ファームウェア内のTouch ID認証のフレームワークであるBiometricKitに、赤外線顔認証に関するコードが見つかったことです。
これはもうすぐ発売される「iPhone8」に顔認証技術が搭載されることを示唆していると思われます。
BiometricKit内には「FaceDetect」というメソッドがあり、顔がカメラに近すぎる、あるいは遠すぎる、複数の顔があるといった顔認証を想定した状況が記されています。
また、この他にもBiometricKit内にはいくつか赤外線についてのコードがあり、以前から噂に上っていた顔認証に赤外線センサーを使用するという説の根拠となり得ます。
なお、この顔認証機能のコード名は「Pearl」であり、「iPhone8」のコード名は「D22」であると推測されています。
iPhone8のアイコンも発見
iOS11.0.2 HomePodファームウェアには、「D22」(iPhone8と思われる)を表すアイコンも見つかっています。
中央上部がカットアウトされているところなど、これまで噂にあったデザインとかなり似ていることからも「D22」は「iPhone8」で間違いなさそうです。
HomePodのファームウェアに記述があったということは次期「iPhone8」に赤外線顔認証が搭載されることは以前から決定されていたのかもしれません。
いよいよ例年のスケジュール通りの発表であればあと1ヶ月半ほどですが、果たして例年通りにリリースされるのでしょうか。続報が入り次第お伝えします。