誕生10周年を記念する今年に大幅なアップデートが施されて登場すると見込まれている次期「iPhone8」ですが、その価格は従来モデルより高くなり1,000ドル(約113,000円)ほどになると言われてきました。
しかし、今回Apple製品情報に精通している開発者のジョン・グルーバー氏は1,200ドル(約135,000)になると考えているとのことです。
需給バランスを考慮すると価格の上昇は当たり前?
ジョン・グルーバー氏が現地時間今月10日に答えたCNBCのインタビューでは、iPhone誕生10周年モデルとなるプレミアムモデルの「iPhone8」は最も安いモデルでも1,200ドル(約135,000円)になるだろう、と予測を述べました。
ジョン・グルーバー氏によると、Appleは四半期あたり4,000万台の生産を達成できておらず、需要と供給のバランスが崩れてしまうため価格の上昇は避けられないとのこと。
また、仮にAppleが先日の噂にもあったように、Touch ID指紋認証センサーを埋め込んだ有機ELディスプレイパネルの生産に難航しているとすれば、次期「iPhone8」は256GBモデルは1,299ドル(約147,000円)もしくは1,399ドル(約158,000円)になるとコメントしています。
価格が売上に及ぼす影響については様々な見方が
ジョン・グルーバー氏はゴールドのApple Watch Editionモデルの登場が噂された際も、その価格が数千ドルになるといち早く指摘していました。
「iPhone8」の価格については、彼以外にもGoldman Sachsが1,000ドル(約113,000円)以上になるとしているほか、UBS証券も870ドル(約98,300円)以上になると予測しており、高額になるという考え方が優勢のようです。
「iPhone8」の高い価格について、一般的には高い需要とのシナジー効果によってAppleの株価にいい影響をもたらすと予測されていますが、ドイツ銀行やみずほ証券など一部のアナリストの間では、高い価格がネックとなって売上が停滞すると考えられています。
ついにiPhoneもMacBookが買える価格になってしまいそうですね。個人的にはエントリーモデルは10万円以下に抑えてほしいところです…。
なお、アメリカでは大手キャリアが新規顧客獲得のために「iPhone8」を大幅に値引きするプランを準備中という噂もあります。
日本でもdocomo、au、SoftBankなどの3大キャリアではそういったキャンペーンを実施するかもしれませんね。
Source:CNBC
(yorimorishima)