期待が高まる次期「iPhone8」には3Dセンサーが搭載され、顔認証やセルフィーのクオリティ向上など新たな機能が搭載されると噂されていますが、Rosenblatt証券のアナリストであるジュン・ジャン氏が発表したレポートによれば、Appleは2018年のiPhoneに向けてViavi Solutionsに3Dセンサー用部品を1億5,000万台発注したとのことです。
iPhone8用の3Dセンサーはすでに量産準備完了
ジュン・ジャン氏は今年秋に発売が見込まれている次期「iPhone8」に採用される3Dセンサーは高度なセキュリティを保った顔認証技術に使用されると述べ、すでにそれらは量産の体制が整っていると予測しています。
先日もアメリカ大手メディアBloombergが次期「iPhone8」にはTouch IDによる指紋認証に代わって3Dセンサーを用いた顔認証と虹彩認証が採用されると報じました。
ディスプレイ内部に埋め込まれるといわれていたTouch IDですが、技術的な問題を解決できなかったようですね。
なお、「iPhone8」に搭載が予定されている3Dセンサーのカメラレンズはおよそ50%を台湾のLargan Precisionが供給すると考えられています。
2018年の新型iPhoneのために1億5000万台のパーツを予約
ジュン・ジャン氏はまた、AppleがViavi Solutionに対して2018年に発売予定の新型iPhoneに搭載するための3Dセンサーの光学フィルターを1億5,000万台分予約したとレポート内で明かしています。
ジュン・ジャン氏はViavi Solutionについて、中国系の3Dセンサーサプライヤーの多くがViaviの光学フィルターを採用しており、光学部品業界の浮き沈みに影響されにくい3Dセンサーのマーケットリーダー的存在であると述べています。
今後3Dセンサーを用いた顔認証や虹彩認証が指紋認証に代わる新たな生体認証技術のスタンダードとなるのでしょうか。
Source:Patently Apple
(yorimorishima)