今年秋以降に発売が見込まれている次期「iPhone8」はほぼベゼルがなくフロント全面覆う有機EL(OLED)ディスプレイやワイヤレス充電対応が期待されており、大幅なアップデートから予想販売価格は1,000ドル(約11万3,000円)を超えると噂されています。
しかし、アメリカでは大手キャリアが大幅な値引きキャンペーンを実施し、実際にユーザーが購入する際の金額は1,000ドルより安くなるだろうと予測されています。
長期契約で大幅値引き?
Nomura-Instinetのアナリストであるジェフリー・クバール氏が公開した予測では、VerizonやT-Mobileなど大手のキャリアが長期契約したユーザーに対して高額となることが予想される次期「iPhone8」の本体価格を大幅に値引きするか、あるいは支払いしやすいプランを提供するとのこと。
なお、ジェフリー・クバール氏は長期契約とは日本の3大キャリアが行っている「2年縛り」のようなものとみています。
こうした大手キャリア側のキャンペーンによって、1,000ドル超えというMacBook並みに高額な次期「iPhone8」の購入の敷居を低くする可能性は高いと考えられます。
iPhone8への需要が高まる
以前AppleのTim Cook最高経営責任者(CEO)も将来のiPhoneについて報道がなされることで現行モデルの販売は停滞しているとコメントしていたように、実際にアメリカのユーザーは次期「iPhone8」のために買い控え現象が起きています。
業界アナリストたちは、この「iPhone8」に対する需要を「スーパーサイクル」と名付けて「iPhone6」以来の高い買い替え需要を予測しています。
ジェフリー・クバール氏も、各通信大手キャリアがこうしたスーパーサイクルと呼ばれる買い替え需要を新規顧客獲得のチャンスと考えて大幅な値引きを含めた新しい料金プランを準備しているのではないかと指摘しています。
日本でもすでに2年縛りなどiPhoneの値引きを含めた料金プランはありますが、従来モデルよりさらに高額となる次期「iPhone8」については新たなキャンペーンやプロモーションを行う可能性も高いのではないでしょうか。
Source:Business Insider
(yorimorishima)