2017年内には3モデル展開で新型iPhoneがリリースされると噂されています。
3モデルのうち、プレミアムモデルとなる「iPhone8」に関してはこれまで、技術的な問題などから発売が遅れるのではないかという憶測が飛び交っていました。
しかし今回、発売延期を報じた同じ情報ソースである台湾メディアから、例年と同じスケジュール通りに10月に発売されるとの情報が伝えられました。
サプライチェーンは予定通り生産を開始
台湾メディアの経済日報は2017年4月の時点ではフロントデュアルレンズカメラを組み込んだ有機EL(OLED)ディスプレイを本体に圧着する工程で技術的問題が発生しているため、次期「iPhone8」の発売は10月には間に合わず、11月以降にずれ込む可能性があると報じていました。
ここ数年間Appleは、新型iPhoneのリリースを9月に行ってきたため11月以降というのは大幅なスケジュール変更に思えます。
しかし、同じく経済日報が今回新たに伝えたところによると、多少の遅れはあるものの、CPUを担当する台湾のTSMCや、フレキシブル基板のZhen Ding TechnologyとKinsus Interconnect Technology、バッテリーのSimplo Technologyなどの各サプライチェーンはスケジュール通り新型iPhoneのパーツの生産を進めるとのことです。
さらに、iPhoneの組み立てを請け負うFoxconnやWinstron、Pegatronも大規模生産に備えて人員募集やトレーニングを加速させていることが確認されています。
それでも発売直後は極度の品薄の可能性も
Appleは今年リリースするiPhoneを従来の2モデルから3モデルに増やすと噂されてきました。
3モデルのうちの2つは「iPhone7s」「iPhone 7s Plus」という、現行の「iPhone7」「iPhone7 Plus」のマイナーアップデートモデルに留まる見込みです。
しかし、残る1つはiPhone誕生10周年を記念してこれまでにない特別なプレミアムモデルになるとされています。
ただ、このプレミアムモデルについてはユーザーの期待が高く、物理ホームボタンを廃止した全面ディスプレイの搭載、TouchIDセンサーがディスプレイ内に埋め込まれた画期的なデザイン、ワイヤレス充電などを採用した革新的なデバイスになることが予想され、もし仮にスケジュール通りの生産ができて例年通り秋に発売できたとしても発売して数ヶ月の間は極度の品薄状態となることが予想されます。