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iPhone8に搭載なるか?AppleがGPUや省電力チップを独自開発か

近年流行しているVR(仮想現実)やAR(拡張現実)は今後さらに加速していくと思われますが、そうなるとスマートフォンのGPU(グラフィックプロセッシングユニット)の性能が重要になります。

また、それに伴い電力消費量も高まるため今後各社スマートフォンメーカーは省電力にも注力していくでしょう。

先日ロイターが報じた情報によれば、AppleはiPhoneなどiOSデバイス向けに独自のGPUや省電力チップの開発をしているとのことです。

英「イマジネーション・テクノロジー」の技術利用停止へ

AppleはこれまでiOS向けにイギリスのイマジネーション・テクノロジー社の技術を利用するため同社へ出資を行い、累計6,070万ポンド(約84億円)のロイヤリティを支払ってきています。

しかし、2017年4月はじめにAppleはイマジネーション・テクノロジー社に対し「2年以内にGPUの技術利用を停止する」と通告し、新型GPUの独自開発を示唆することになりました。

一方イマジネーション・テクノロジー社は「特許や知的財産権を侵害せずに独自開発が可能なのか疑問だ」とAppleに対して証拠を提出するように求めましたが、Appleはこれを拒否しました。

Appleはこれまでイマジネーションテクノロジー社のGPU技術をiPhoneをはじめiPadやApple Watchなど様々な製品に利用しているため、今後の製品には全く新しい独自GPUとグラフィック技術が導入されることが予想されます。

これによって新製品にどんな変化が起こるのでしょうか。また、イマジネーションテクノロジー社とのGPU技術をめぐる争いは起こらないのでしょうか。

今後の動向に注目が集まります。

早ければ2019年には自社開発の省電力チップへ移行

さらに、現在Appleは早ければ2年以内の2019年に独自の省電力チップも採用する考えであるとのこと。

現在はダイアログ・セミコンダクター社の省電力チップを採用しているため、仮に自社製の省電力チップへ移行するとなると、ダイアログ・セミコンダクター社は年間売上の70%を失うことになります。

著名アナリストによると、Appleは省電力チップ開発に向けて、カリフォルニアとミュンヘンにパワーマネジメント設計センターを設立し、すでに80名のエンジニアを雇っているとのこと。

今秋発売予定の次期「iPhone8」に採用される可能性はそう高くありませんが、GPUといい省電力チップといい、今後Appleは自社製品の主要部品を独自製造する方針のようですね。

Source : ロイター ①, 
(yorimorishima)

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