今年発売が見込まれている次期「iPhone8」シリーズは、初代iPhone誕生10周年を記念して現行の2モデル体制ではなく、プレミアムモデルを追加し、3モデル体制になると噂されてきました。
さらに、プレミアムモデルは現行バージョンアップとされる他の2モデルとデザインが異なるといわれており、今回報じられた内容によれば、開発はすでに第3段階まで進んでいるとのことです。
開発は発売に向けいよいよ大詰めへ
ハードウェアの生産は大まかにいうと、試作→EVT(Engineer Verification Test:エンジニア認証テスト)→DVT(Design Verification Test:デザイン認証テスト)→量産という段階を経て行われます。
これまでにも数々のサプライヤー情報を報じてきたニュースサイトMacお宝鑑定団Blogは、次期「iPhone8」のプレミアムモデルとされる端末はすでにエンジニア認証テストをクリアしデザイン認証テストの段階に入っていると伝えています。
プレミアムモデルのデザインについては以前から噂にあったように、前面と背面の2.5Dエッジ仕様の強化ガラスを採用し、その間にステンレススチールフレームを挟み込み強度を向上させたものとなる見込みです。
ガラス製ボディとステンレススチールフレームについては以前DigiTimesも同様の予測を行っていることからも、可能性は高いと思われます。
なお、ステンレススチールフレーム部分のボディ側面にはApple Watchのステンレススチール同様に磨きがかけられているとのことで、これは2016年9月にKGI証券のMing-Chi Kuo氏が報じていた内容と一致しています。
指紋認証センサーはどうなる?
ここ最近のリーク情報で伝えられているとおり、背面のデュアルカメラは現行モデルである「iPhone7 Plus」のような横向きに並ぶものではなく、今後広がりを見せるであろうVR(仮想現実)やAR(拡張現実)を想定して縦向きにデザインされるとのこと。
お宝鑑定団Blogはこれについて、おそらく本体を横向きにした際にVR撮影を可能にすることが目的ではないかと指摘しています。
前面のFaceTimeカメラに関してはディスプレイに埋め込まれ、ベゼルレスの全面ディスプレイになるようですが、指紋認証センサーはどうなるのでしょうか。
従来モデルのようなディスプレイ下の物理ホームボタンは非搭載となるとのことですが、以前より噂されていたとおり指紋認証センサーをディスプレイの下に埋め込むのか、ここのところ話題になっていたように背面に設置するのか、どちらになるのかはまだ確認できていないとのこと。
さらに、指紋認証機能を廃止して顔認証に一本化するのではないか、という予測をするアナリストもいました。
次期「iPhone8」は有機EL(OLED)ディスプレイを採用するものの、Galaxyのようなサイドに折れ曲がっている曲面ディスプレイではなく、従来iPhone同様の縁が少しボディに沿って曲がっているだけのフラットなディスプレイになるようです。
同時にリリースが予定されている従来のバージョンアップといわれる2モデルについては、「iPhone7s」「iPhone7s Plus」という位置づけになり、マイナーアップデートに留まると予測されています。
しかし、これまでのマイナーアップデートモデルとは異なり、筐体が分厚くなることによって、現行の「iPhone7」シリーズ用のケースが使えない可能性もあるのではないか、とMacお宝鑑定団Blogは指摘しています。
先日から次期「iPhoen8」のリーク情報が多いですが、いよいよデザインや仕様が決定されつつあるということを示唆しているのでしょうか。
Source:Macお宝鑑定団Blog
(yorimorishima)