今秋に発売が見込まれている次期「iPhone8」はガラス製ボディや全面に大画面化したディスプレイが採用されると噂されていますが、そんな噂を再現したコンセプトデザインが公開されました。
これまで画面縁にあったベゼル部分を完全になくして、滑らかな一枚のガラスの板のような「iPhone8」はこれまでのモデル以上にシンプルで美しいです。
一枚のガラスの板のような美しいiPhone8
今回、イギリス在住のプロダクトマネージャー、ダニエル・ソンス氏によって、一枚のガラスの板のような次期「iPhone8」のコンセプトデザインが公開されました。
ソンス氏は、「もし仮に自分がAppleのデザイン最高責任者であるジョナサン・アイブ氏だったら」考え、今回のiPhoneのコンセプトデザインを作成したそうです。
シンプルで美しいデザインの障壁となっていた従来の画面縁のベゼルを完全に取り払い、噂通りのホームボタンや指紋センサーだけでなく、フロントカメラやスピーカーまでもすべてディスプレイに埋め込んでしまっています。
それによって、滑らかな一枚のガラス板のような洗練された美しいデザインとなっています。
実際に製品化する際の課題はインカメラか
ここ最近のAppleの申請済み特許などの情報を見ても、ホームボタンや指紋センサーをディスプレイ内に埋め込む技術は不可能ではなさそうです。
課題となるのはフロントカメラです。
これについてはソンス氏も悩んでいるようで、「ディスプレイ最上部の、時計やバッテリー残量が表示されるエリアに穴をあけさえすれば設置することは簡単だが画質は下がってしまう。ホームボタンや指紋認証センサー同様にディスプレイに内蔵できると良いが、はたして「iPhone8」の有機EL(OLED)ディスプレイに埋め込むことができるのだろうか」と自問しています。
今回公開されたコンセプトデザインは、あくまでもソンス氏が構想し、それをもとにつくられたものであるため、この美しいiPhoneがそのまま製品化されることはないでしょう。
しかし、以前「いずれiPhoneを一枚のガラスのようなデザインにしたい」という旨のコメントをしていたジョナサン・アイブ氏の理念と今回のコンセプトデザインを考えたダニエル・ソンス氏のシンプルで美しいデザインを追求すしたいという考えには共通する部分がありそうですね。
Source:Medium
(yori)