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次期「iPhone8」新型指紋センサー搭載?発売日は10月以降か?


Appleは2017年秋に発売が見込まれている次期「iPhone8」に独自開発の指紋認証センサーを搭載するのではないか、と報じられました。

次期「iPhone8」は大幅刷新されたデザインや、ベゼルレスの有機EL(OLED)ディスプレイ、ワイヤレス充電機能、ファンクションエリアなどかなりのアップデートが噂されています。

iPhone8はディスプレイ下部に指紋認証センサーを搭載?

台湾メディアのDigiTimesによると、Appleは独自の認証アルゴリズムをPrivarisのガラス認証技術と組み合わせた全く新しい指紋認証ソリューションを開発し、次期「iPhone8」に搭載する予定であるとのことです。

今回の情報が事実であれば、これまで一部で噂されてきたSynapticsの音量ボタンに埋め込みが可能なほど小型の指紋認証センサー「Natural ID」や、Qualcommのさまざまな素材に埋め込み可能で指が濡れたり汚れていても認識できる超音波を利用した「Sense ID」の搭載は否定されることになります。

これを裏付ける証拠として、Appleは2015年6月にバイオメトリックセキュリティ技術のPrivarisが所有している指紋認証とタッチスクリーン技術に関する特許を大量に取得しています。

さらに、昨年2016年5月にはPrivarisから取得した特許に基づいて、ディスプレイ下部に指紋認証センサーを搭載するシステムを開発し、特許を取得していることが明らかになっています。

iPhone8の発売は10月以降になるかも…

また、DigiTimesが業界関係者から得た情報によれば、今回紹介したAppleが独自開発した指紋認証システムは台湾の半導体製造メーカーTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd)の12インチ製造ラインで65nmプロセス技術を用いて製造されるとのこと。

さらに、有機ELディスプレイを搭載した新型iPhoneには従来の静電気容量式の「Touch ID」ではなく指紋読み取りセンサーを内蔵し、超音波などを用いて生体認証を行うのではないか、と述べています。

ホームボタンが廃止されディスプレイ下部にファンクションエリアが搭載されるという噂もありますが、もしかしたらファンクションエリアに新しい指紋認証システムが搭載されるのかもしれません。

ただ、この新しい指紋認証ソリューションを搭載することが原因で有機ELディスプレイ搭載のプレミアムモデルである「iPhone8」は9月まで製造が開始されないようです。

従来モデルのアップデート版である、液晶ディスプレイを搭載した「iPhone7s」「iPhone7s Plus」の2モデルは7月より量産が開始されるということなので、これらは例年通り9月の発表に間に合いそうです。

しかし、今回の情報が事実であれば、9月まで製造されない「iPhone8」は早くとも10月〜11月以降の発表になる可能性もあります。

その場合2モデルのみが先行販売され、遅れて3モデル揃うということになるのでしょうか。

なお、次期「iPhone8」を含む3モデルすべてが急速充電に対応したLightningポートを搭載し、USB-TypeCは搭載しないということが先日報じられました。

Source:DigiTimes
(yori)

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