以前からAppleとの関連が噂されているEnergousがワイヤレス充電用の小型装置を発表しました。
次期「iPhone8」に採用される可能性もあるかもしれません。
Energous製ワイヤレス充電用装置、新型iPhoneに搭載か
ワイヤレス充電技術で有名なEnergous社はこれまで、数メートル離れた場所からのワイヤレス充電が可能な「WattUp」という技術を開発してきました。
今回はその「WattUp」用のチップセット「DA4100」を発表しました。これは、7mm四方のICをを中心に「ARM Cortex-M0+プロセッサ」や「RFトランスミッタモジュール」などを内蔵しています。
今回の製品に関しては、顧客となっているメーカー向けのサンプル品出荷は開始されていますが、本格量産の時期や計画については公表していません。
これまで主流だったワイヤレス充電機能は、コイルを内蔵した充電用のデバイスの上に置く形で充電することが可能となっていました。
しかし、それでは従来のケーブルをつなぐ充電方式と比べても、さほど利便性は上がっていません。
「WattUp」はデバイス内に専用のアンテナを内蔵することによって数メートル離れた距離からも安全に給電することが可能となっているので、仮に実用化が進めば、「充電」ということを意識することなく自然にバッテリーがチャージされていく生活になるかもしれませんね。
以下は「WattUp」の技術を紹介した動画です。
提携先の世界最大のエレクトロニクス企業とは
そしてさらに気になるのが、Energous社は、「誰もが製品を使っている、世界最大のエレクトロニクス企業」と「重要な戦略的提携」を結んだ、と述べていることです。
提携内容について、「Energousのワイヤレス充電技術を内蔵した製品を、世界で最初に出荷する権利を与える」というものであり、なんと、最初の製品は今年2017年内に出荷されるとのことです。
これらの情報から、もしかすると独占提携先はAppleで、2017年に出荷される製品が「iPhone8」にあたるのではないかと噂されています。
とはいえ、最近では「iPhone8」にはAppleが独自開発したワイヤレス充電技術が採用されるという情報もあります。
Source:AppleInsider
(yori)