Appleは例年、9月の新製品発表スペシャルイベントにて新型iPhoneを発表します。
スペシャルイベントの招待状はその年の新製品の特徴が暗に示されたデザインとなるのですが、2017年の新製品発表スペシャルイベントに向けてどうやらワイヤレス充電を示唆した招待状が作成されているようです。
次期iPhoneのスペシャルイベント招待状デザインが流出
今回Appleの次期iPhone発表スペシャルイベント招待状のデザインをリークしたのはdbrandのTwitter公式アカウント(@dbrandskins)です。
dbrandはiPhoneなどのスマートフォンやNintendo、SONY PlayStationなどゲーム機のケースやスキンで知られるメーカーです。
今回リークされたスペシャルイベントの招待状デザインはあくまでも草案であるとされ、実際にこれが使用されるかどうかは不明です。
また、Apple社内からリークしたものであるという証拠もないので、コンセプトデザイン画像という可能性もあります。
時期的に考えても現在2月と、発表予定の9月までまだ7ヶ月もあるのでスペシャルイベントの招待状デザインが流出するには早すぎる気もします。
とはいえ、これまでのAppleの招待状デザインと同様の雰囲気を感じられるのも事実ですし、”We’re getting down to the wire”というメッセージもなんだかそれらしいですよね。
ワイヤレス充電機能が搭載される噂と一致
これまで何度も次期「iPhone8」は誕生10周年を記念して大幅なアップグレードが施され、ワイヤレス充電機能が搭載されると噂されてきました。
実際に、2014年頃からワイヤレス充電関連のエンジニアを雇うなどAppleが近年ワイヤレス充電に力を入れていたことが伺えます。
2016年10月には、AppleはuBeamというベンチャー企業のエンジニアを引き抜いていて、今後登場するiPhoneなどAppleの新型デバイスには超音波式の充電方式が採用されるのでは?という噂も浮上していました。
uBeamとはペンシルベニア大学を卒業した女性2人によって2011年に設立された新しいベンチャー企業です。
uBeamは現在の市場で主流である電磁感応式のワイヤレス充電テクノロジーとは異なる、超音波を利用してエネルギーを伝達するテクノロジーの研究開発を進めてきたことでも知られています。
uBeamのワイヤレス充電は、発信機が超音波を発し、圧電変換器(piezoelectric transducer、ピエゾエレクトリック・トランスデューサ)の中の圧電素子に振動を与えることで、電流を発生させるという仕組みを用いています。
その技術によって4m離れた場所からでも同時に複数のデバイスに給電することが可能です。
従来ののケーブルをつなぐ充電、また充電スタンドの上に設置して充電する方法などとは異なり、「充電」という概念を変えてしまいそうなテクノロジーですね。