数メートル離れた場所からのワイヤレス充電技術を開発しているEnergousが2017年末までに同技術を搭載した製品を出荷する計画をしているということが判明しました。
さらに、その製品が新型iPhoneなのではないかと噂されています。
2016年2月に戦略的提携を締結!その相手とは?
アメリカのメディアThe Vergeによると、Energousの最高経営責任者(CEO)であるSteve Rizzone氏は2015年に開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で「2015年末までにワイヤレス充電技術を搭載した製品を出荷する」と語っていました。
しかしSteve Rizzone氏はその発表の1ヵ月後には、「重要な戦略的提携を締結し、製品出荷に踏み切る前により小型な製品に搭載できるように技術を改良する方針へと転換した」と、製品化が延期した理由について述べています。
さらに、この「戦略的提携」とは提携先のパートナー企業に携帯電話、タブレット、ウェアラブル端末、ラップトップ、アクセサリーにワイヤレス充電技術を搭載し、”最初に”出荷する権利を与えるという内容のもので、Energousが当初から製品化を予定していた、自社開発のワイヤレス充電ケースの発売を延期したとされています。
提携先のパートナー企業はApple!?
ではその提携先のパートナー企業とは一体どこなのでしょうか。
その企業ついて詳しくは明かされていませんが、Steve Rizzone氏は「この提携先企業とは世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス企業の1つで、社名は秘密ですが、みなさんはこの企業の製品を会社や自宅で間違いなく利用しています」と述べています。
さらに、実際に2016年2月にはAppleがEnergousと独占契約を結んだということが何度も噂されていました。今回の報道にある戦略的提携を締結した時期と一致するので、Appleである可能性はかなり高いといえるのではないでしょうか。
Energous社の開発した「WattUp」という技術を使えば、数メートル離れた場所のスマートフォンにワイヤレスで給電可能なので、従来の充電概念を変え、ユーザーの利便性は飛躍的に向上すると予測されます。
はやく実現して日々の「コンセントを探してケーブルをつなぐ」従来の充電から解放されたいですね。
Source:The Verge
(yori)