シャープ製の曲面有機ELディスプレイを採用か
2017年に発売が予定されているiPhone8の上位モデルにはシャープ製の曲面有機ELディスプレイを搭載するとNikkei Asian Reviewが報じています。
これは新社長である戴正呉 (Tai Jeng-Wu) 氏の母校の名誉博士号授与式での発言から明らかになったことで、その際に日本で有機ELパネルのための新しい施設を建設していることや、アメリカではすでに製造可能な設備が整っていることも明らかにしています。
5インチモデルが追加され3モデル体制になるという噂のiPhone8ですが、サプライヤーの供給が追いつかないという理由から、この3モデルのうち最上位モデルにのみ曲面有機ELディスプレイを採用し、他のモデルは従来の液晶ディスプレイを搭載する予定と報じられています。
全面ガラス製ボディになり、デスクトップを上回る性能でVRに対応か
元Microsoft社員で著名ブロガーとして知られるRobert Scoble(ロバート・スコーブル)氏が関係者から入手した情報によると、iPhone8は全面ガラス製になり、デスクトップを上回る性能を搭載することでVRに対応する…かもしれません。
デザイン面に関しては、高い透明度と強度を持つゴリラガラスで内部をサンドイッチした形状で、表面には損傷を防ぐためのポリカーボネート加工がなされるようです。
また、「ユーザー視線の中心部分のみで高解像度で描写し、その他の部分を低解像度で描写する」という、眼球センサーを搭載したヘッドセットを利用することで近頃話題のVR(仮想現実)マシンとして使えるようになり、描写性能はNVIDIA 製1080カード搭載のデスクトップマシンを上回るものになると断言しています。
さらに、2013年にAppleが買収したイスラエルのPrimeSense社の技術を活かした次世代3Dセンサーが搭載され、このセンサーによってモバイル業界にテクノロジー革命がもたらされるといわれていますが、詳細は明らかになっていません。
他にも、バッテリーやアンテナはディスプレイ外周部の隅に配置される形になるようです。
これまでの情報からもAppleが全面有機ELディスプレイを次期iPhoneに採用する可能性は高く、ガラス製ボディも現実味を帯びてきましたね!
ただ、Robert Scoble氏は確度の高い情報源を持っていることで有名ですが、デスクトップを超えるスペックやVR対応についてはどこまで実現するのかまだ未知数といったところです。
ちなみに、AppleのCEOであるティム・クック氏は、9月に行われたABC Newsのインタビューにおいて、「VR(仮想現実)とAR(拡張現実)のどちらも非常に興味深いが、個人的にはARの方がより大きな可能性を秘めていると思っている」と語っています。
iPhone7の発売から1ヶ月が経過してiPhone8の噂が盛り上がってきました。10周年モデルとなるiPhone8は期待通り私たちに革新的な体験をもたらしてくれるのでしょうか。
[Source:Forbes Japan、Nikkei Asian Review]
(yorimorishima)